ベランダの謎
田んぼの前にある寮の3階に住んでいたとき。
田植えの時期になると、なぜかベランダにアマガエル。
雨が降りそうなときにケロケロ鳴いたり。
夜になると、網戸に集まる虫を捕って食べたり。
天気のいい昼間は、プランターのバジルの陰で寝ていたり。
それなりに可愛らしくはあったのだけれど、毎年の疑問。
いつの間に、どうやって、3階ベランダまで登ってくるのか。
3階までこなくても、途中に1階も2階もあるわけだし。
壁を登る途中、カラスにでも見つかったら食べられかねない。
それに、田んぼの周りに十分餌になる虫がいるのでは。
私の疑問にもかかわらず、毎年現れるアマガエル。
ある日、ベランダ掃除の箒に驚いて飛び降りた。
大丈夫? 見下ろすと、元気にはねていく姿。
いなくなったのは寂しいけど、無事だったからまあいいか。
次の夜、ふと気づくと、網戸にアマガエル。
どうして登ってくるんだろうなあ。
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