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2005/11/08

「おしまい」の先の「おはなし」

子どものころ読んだ、おとぎ話の類。

継母の意地悪、ライバルとの競争、理不尽な迫害…。
いろいろな苦労に直面したり、冒険を重ねることになる主人公達。
堪え忍んだり、戦ったり、親切な魔女や竜に助けられたり。
大変な人生を歩むのだけれど、最後には「めでたしめでたし」となる。

語り手曰く。
「そして○○は、ずっと幸せに暮らしました。おしまい。」

それはそれで構わないのだろう。
おとぎ話って、そんなものだ。
「おしまい」がなければ「おはなし」は成り立たない。

だけど、不思議だった。
「ずっと幸せに」なんて、あり得ないと思った。
おとぎ話のラストは、主人公にとっての通過点に過ぎない。
その先の人生に幸せしかない、そんなはずはない。

だからといって。
延々と続く平凡な日常。そこで起きる些細な不幸。
そんなことを語られても、読む気にはなれないだろうけど。

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 Music 「僕の森」 遊佐未森

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