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2005/12/19

朝日を見に行こう

網走に流氷を見に行った。
5年ばかり前の、3月半ば。

貧乏旅行なので、宿はユースホステル。
夕食後はペアレントさんを囲んでミーティング。
お茶を飲みながら、流氷のスライドを見たり、お話を聞いたり。
最近のYHは飲酒可なので、ビールも少々。

ミーティングが終わってからは、ホステラー同士でプチ宴会。
情報交換などしながら、盛り上がっていた。
砕氷船が面白かったとか、水族館でクリオネを見たとか。
明日はどこにいこうかとか、レンタカーをシェアしようとか。
そんな中、ふと誰かが言った。
「なあ、明日早起きして、二つ岩まで朝日見に行かん?」

「二つ岩」というのは、YHから2kmほど離れた海沿いの大岩。
海から昇る朝日がきれいだと、ペアレントさんのお話にもあった場所。
たしか「朝日を見に行こう」なんて題名の曲が流行っていたころで。
何となく盛り上がって、ほぼ全員が参加することになってしまった。
ヘルパーさんに教えてもらった日の出の時間は5時半。
凍結した路面を考えて、YH出発は1時間前の4時半。

翌朝、集合したのはいいけれど、あたりはまだまだ暗い。
星がきれいだけど、放射冷却で気温は-10℃。
防寒着越しにしみこんでくる寒気、顔を刺す凍てついた空気。
寒かった。
とにかく、寒かった。
みんな無口だったのは、凍えて口が動かなかったからだろう。

日が昇る前までに、なんとか二つ岩に到着。
自販機の缶コーヒーで手を温めながら、海を眺める。

うっすら明るくなってきた海面には薄氷。
氷の隙間を静かに泳ぐオオハクチョウのシルエット。
水平線から姿を現す太陽。
一瞬だけ、寒さを忘れた。

帰り道、日差しがあたる背中が、ほんのり暖かい。
太陽の力って、すごいものだなと思いつつ、YHに無事帰還。

次は流氷原の朝日を見たいねと、みんなで話した。
でも、未だ果たせていない。
いつか行けるといいけど。

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 Music 「さらばシベリア鉄道」 太田裕美

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