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2006/11/27

Is it Bergmann's Rule ?

冬のダイビングで気になるのは、寒さ。
でも、寒さの感じ方は人によって違うようで。

同じ水温、同じダイブ・タイム、同じ保温スーツとインナー。
それで、ものすごく寒い人と、ぜんぜん平気な人。
その違いは何なんだろうと、ちょっと考えてみたこと。

病気で発熱した時とか、低体温症になった時とか。
そんな時を除けば、人間の体温はほぼ一定です。

体内で発生する熱と、皮膚から発散される熱。
この二つの熱のバランスで、体温が一定に保たれます。

恒常性とかホメオスタシスという言い方もありますが、
そんな言葉を知らなくても、体温はほぼ一定なもの。

暑い時に汗が出るのは、体温を下げるため。
寒い時に鳥肌が立つのは、体温を維持するため。

二の腕とか、ウェスト周りで気になる皮下脂肪ですが、
体温を保つ、という機能も持っていたりもします。

皮膚は体の表面を覆っているので、面積で表すことができます。
筋肉と皮下脂肪は重量で表しますが、体積で表すこともできます。

面積と体積、この違いは小さいようで、大きいものです。
話を単純にするために、立方体を想定してみましょう。

1辺:1mの場合
体積: 1立方メートル 表面積: 6平方メートル

1辺:2mの場合
体積:8立方メートル 表面積: 24平方メートル

ここで、1立方メートルあたりの重量を10kgと仮定します。
1辺1mの立方体は10kg、2mの立方体は80kgになりますね。

立方体を人に、その重量を体重に、表面積を皮膚の面積に、
それぞれ見立ててみましょう。
ちょっと形が違いますが、そこは気にしないで…

1立方メートルの人は、体重1kgあたり0.6平方メートルの皮膚
8立方メートルの人は、体重1kgあたり0.3平方メートルの皮膚
をそれぞれ持つことになります。

体が大きく、重くなる=体重1kgあたりの皮膚の面積が減る
ということが判りますね。

・発熱、保温する組織である筋肉と脂肪。
・熱を発散する組織である皮膚

前者に対して後者が減ると、体から熱が発散されにくくなります。
言い換えると、体が冷えにくいということ。

だから、体が大きくて、体重が重い。
そんな人は、水温の低い水中でも寒くなりにくい筈です。


理屈として、そう思ってみるんだけど。
実際は、そうとも限らないようで。
人体って、不思議。

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