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2006/12/14

君の目に映るもの

天気のいい昼下がり。
細い路地を歩いていたら、ネコに呼び止められた。

呼び止められる、というのも変な話だけど。
「にゃあ」と鳴いた声、ベクトルがこちら向き。

声の方を見ると、植木鉢に繋がれたネコが1匹。
前足をきちんと揃えて、玄関の前に座っている。

じっとこちらを見つめる、金色の瞳。
真昼の日差しで細くなった瞳孔。

ピンと立てた耳、前足をくるりと巻いた尻尾。
♂♀不明だけど、結構な美人ネコ。

遊んでほしくて呼び止めたんだろうか。
「にゃあ」と声をかけると「にゃあ」と返事をする。

近づいて耳の後ろをなでると、目を細めてごろごろと鳴く。
なでるのをやめると、またこちらを見つめる。

やっぱり、遊びのお誘いだったらしい。
でも、せっかくなんだけど、今日は時間がない。

名残惜しくて振り返ってみた、路地の曲がり角。
前足を揃えて、こちらを見ているネコの姿。

ネコから見た世界は、どんなものだろう。
考えてみても、ネコじゃないから判らなかった。

それにしても、ネコ。
写真を撮ろうとすると、いつも背中を向けてしまう。
どうしてだろう。

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