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2008/02/06

鵯の鳴く頃に

鵯と書いて、ヒヨドリ。
「ヒィーヨ ピィーヨ」と騒々しく鳴くから、ヒヨドリ。

食べ物の少ない冬の時期、メジロやスズメの足しにしてやろう。
そう思って作った給餌台、真っ先に来て占拠する、ヒヨドリ。

綺麗に咲いたツバキの花、蜜を食べようとやって来て。
花をつつきすぎたあげくに、ぽとりと落としてしまう、ヒヨドリ。

木の上に残されて霜に当たって、渋が抜けてきた小さな柿。
他の鳥たちを追い払ってでも食い散らかしていく、ヒヨドリ。

態度は傍若無人だし、鳴き声はやかましいし。
どこにでもいて珍しくもないし、色合いもぱっとしないし。

まあ、だけど、そうは言っても。

卑しい鳥と書いて、鵯。
それは、あまりにも酷いんじゃないかなあ。

もっとも、ヒヨドリたちはそんなこと気にしてなくて。
今日も今日とて、傍若無人にやかましい。

ヒヨドリたち、元気に生きろよ。


ちなみに、ヒヨドリジョウゴという植物もあったりする。
夏に咲く白い花と、秋から冬にかけての赤い実が印象的。

漢字で書くと、鵯上戸。
ヒヨドリの好物だと言うけれど、実は毒がある。

別の種類で、ヒヨドリバナという植物もあって。
ヒヨドリが鳴く頃に花が咲くというけど、奴らは年中鳴いている。

昔の人が残したことながら、変な話だと思う。
そのあたりのことは、忘れなかったらそのうちに。

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