2008/06/22

いつの世までも足繁く

好きな生き物に、生まれ変われるとしたら。
というjか、生まれ変わらなくても、なれるものなら。

明かりの少ない、日暮れた住宅街。
人間には目もくれず、我が物顔で暗い路地を往く。

そんな、黒い野良猫になりたいと。
雨上がりの風の中、夜の散歩で考えた。


ということで、今日のおすすめは猫つながり。
選んだ意味が判った人は、良い人です。

たぶん。

【おすすめ】
 Book 「100万回生きたねこ」 佐野洋子
 Music 「流浪の詩」 中島みゆき

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2008/04/24

なに見て跳ねる

山と谷に挟まれた、田舎の狭い道。
車で走っていたら、山からノウサギが飛び出してきた。
そのまま走り抜けると思ったら、道の真ん中で立ち止まる。

最徐行で近づいて、あと5mばかり。
車に気がついたのかノウサギ、道なりに逃げ始めた。
ぴょんぴょん跳ねて行くところを見ると、結構慌ててるんだろう。

慌ててるとはいえ、車よりは遅い。
追い越すわけにも行かず、最徐行で付いて行く。
一生懸命なノウサギ、山に逃げればいいことに気付かないらしい。

ノウサギの後ろ姿を見ながら走ること、1kmばかり。
急ぐ道ではないけれど、延々と最徐行はつらすぎる。
そう思い始めた頃、三叉路の分岐点。

ノウサギは左に、私は右に。

まあ、ねえ。
ノウサギから見たら、車はきっと巨大な怪物なわけで。
慌てて逃げたくなる気持ちは、すごくよく判る。

よく判るんだけど。
どうして、道なりに逃げるんだろうなあ。

【おすすめ】
 Book 「きみが住む星」 池澤夏樹
 Music 「ひとつしかない地球」 宮沢和史

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2008/04/22

光あれ。

闇夜に烏とまでは、いかないにしても。
夜に散歩してる黒犬も、よく見えないもの。

人間の方は、夜光タスキなんか付けている。
だけど、犬の方は放置だったりするわけで。

危うく避けたからいいようなものの。
例え自転車とはいえ、轢かれたら犬も痛いだろう。

夜のお散歩用、夜光首輪とか。
犬用夜光タスキとか。

そんな商品、ないんだろうかな。

【おすすめ】
 Book 「光あるうちに光の中を歩め」 トルストイ
 Music 「創生児」 THE YELLOW MONKEY

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2008/03/11

似ず非なる…

薄暗い、というか、はっきり暗い帰り道。
歩道脇の空き地に、錆びてひしゃげた一斗缶が落ちている。

どう見ても、間違いようなく一斗缶。
どう考えても、生き物ではない一斗缶。

週に3日は、茶色い犬と間違える。
週に2日は、大きな猫と間違える。

こんな時間に、こんなところで、何をしているんだろう。
そう考えて、見直して、一斗缶だったことを思い出す。

同じ道を通るようになって、かれこれ4年。

明るい時に見て、一斗缶だと知っているのに。
落ちている場所も、ひしゃげ具合も変わらないのに。

今日もまた、茶色い犬と間違えた…。

【おすすめ】
 Book 「Born on a Blue Day」 Daniel Tammet
 Music 「名前のない鳥」 元ちとせ

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2008/02/28

此岸対岸

帰り道にある、ペットショップ。
気になる犬がいなくなって、はや何ヶ月。
寂しく思いつつ前を通っていたら、また気になる犬が現れた。

「今だけ特価」の札が付いた、ゴールデンレトリバー。
そろそろ子犬から卒業しつつある、大きめの女の子。
やはりというか何というか、タッチコーナーの常連。

「もう少し小さかったらいいのに」
「オスだったら飼ってもいいんだけど」
そんな台詞は気にもとめず、来る人に愛想を振りまく犬。

飼えないことは判りきってるんだけど、気になる。
いなくなったら、それはそれで考えてしまうけど、気になる。
元気でいるのが確認できると、安心なような、でも心配なような。

そうこうしてたら、ペットショップの入ったビルが火事に遭った。
火元は別のフロアで、ペット達は救急隊が助け出したたしい。
だけど、被害なしという訳でもなかったらしい。

閉まったままのシャッターの前を通るたびに、考える。
気になる犬と、その他たくさんいたペット達。
いったい、どうしてるんだろう。

気にしたところで、仕方のないことではある。
それでも、気になる…

【おすすめ】
 Book 「スカイ・クロラ」 森博嗣
 Music 「Knowing Me, Knowing You」 ABBA

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2008/01/11

臍噛鼠

そういえば、今年は子年。

ネズミといえば、思い出す。
昔住んでた街のペットショップ。
上昇志向?の間抜けなハムスター。

のんきに餌を食べる仲間を尻目に1匹だけ。
後ろ足で立ち上がって、精一杯伸び上がって。
プラスチック・ケージの空気穴をかじるハムスター。

いくつかあるけど、どれもハムスターより小さい空気穴。
かじっている1つだけは、少しずつ拡大中。

しばらく見ていたけど、かじるのを止める気配はなし
どうなるか気になったので、時間を改めて見に行った。
ハムスター、穴に頭と前足突っ込んで、身動き取れなくなっていた。

外にでようとして、失敗したらしい…。

放置しておくのも可哀想なので、店員さんに知らせてみた。
「あー、こいつ、いつも逃げようとするんですよ~」
店員さんそう言って、ハムスターを空気穴から引き抜いた。

なんでまた、ケージの空気穴をかじろうと思い立ったのか。
首尾良く外に出たとして、イヌもネコもトカゲもいる店内。
いったい、どうするつもりだったのか。

できることなら、ハムスターに聞いてみたかったけど。
残念ながら、ハムスター語は全く判らなかった。

次に見に行ったときには、ガムテープでふさがれた空気穴1つ。
逃げようとしていたのは、どのハムスターだったのか。
いくら見ても区別が付かなくて、こちらも残念。

【おすすめ】
 Book 「鉄鼠の檻」 京極夏彦
 Music 「DOOR」 コブクロ

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2008/01/06

Winter has come!

一月なんだ。
季語はどうあれ、冬真っ盛りなんだ。
なのに、この暖かさは、いったい何なんだ。

路上の猫が、普通に路上にいるなんて。
散歩の犬が、足元気にしてないなんて。
真冬の筈なのに、どういうことなんだ。

言っても、意味がないかもしれないけど。
でも、まあ、そんなふうに思ってみた日曜日。

【おすすめ】
 Book 「邪魅の雫」 京極夏彦
 Music 「Lively Up Yourself」 Bob Marley

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2007/12/21

干支にはないけど

黒猫は不吉だとか、金目銀目の猫は幸せを招くとか。
人間というやつ、よく判らないことを考えるものだけど。

ロシアンブルー、ベンガル、メインクーン、スフィンクス、ミックス。
白、黒、灰色、三毛、虎、藤、長毛、短毛、短尾に耳折れ。
青い目、緑の目、黄色い目、オッドアイ。

どんな猫も、その猫なりに生きてるわけで。
人間が猫について考えるほど、猫は人間のことを考えてないんだろうな。
そんなことを考えている私のことも、猫は考えてないんだろうなあ。


そういえば、子どもの頃に聞いた囃子ことば。

「あーがり目 さーがり目 ぐるりとまわって ねーこの目」

あれはいったい、なんだったんだろう?

【おすすめ】
 Book 「Who Was William Shakespeare?」 Celeste Davidson Mannis
 Music 「Celeste Davidson Mannis」 ABBA

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2007/10/05

元気でいるか。

久しぶりに前を通った、いつものペットショップ。
いつもの犬がいなくなっていた。

ひときわ大きいから、いれば絶対わかるはず。
でも、どこにもいない。

いったい、どうなったんだろう…。
閉店間際の慌ただしさで、店員さんには訊けずじまい。

いればいるで、気になる犬。
いなければいないで、また気になる犬。

いまごろ、どうしているのやら。
気になる…。

【おすすめ】
 Book 「ムダ話集 ほぼ日テレビガイド男子部2003~2007」
 Music 「混濁」 タテタカコ

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2007/09/19

Life as a dog.

早めに帰るとき、時々前を通るペットショップ。
開店当初から、気になっている犬が1匹。

ショップがオープンしてから、半年ほど。
ずっと「お買い得」マークがついてる犬。

なにしろ犬のことだから、半年も経てば成長する。
どう考えたって、大きくなる。

体が大きくなるにつれ、お値段の方は控えめに。
それでも、ずっとショップにいる犬。

最初の頃は、プラスチックのケージに入ってた犬。
窮屈になったせいか、今ではタッチコーナーの常連。

見れば愛想を振りまいて、すごく可愛らしい犬。
だけど、なぜか、ずっとショップにいる犬。

いつまでいるんだろう。
いなくなるとしたら、どういう時なんだろう。

気になる。
絶対に飼えないことはわかっているんだけど、気になる。

明日もいるかな。
仕事が早く終わったら、様子を見て帰ろう。

【おすすめ】
 Book 「みかん・絵日記」 安孫子三和
 Music 「小渕君の犬のうた」 コブクロ

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2007/08/15

It's hot enough to fry an egg.

仕事からの帰り道。
3日に1回は、ネコ探しコース。

新聞販売店の前、学校裏の街路樹まわり。
ビルの隙間、側溝の蓋の陰、新聞受けの裏側。

だけど、毎日暑いこのごろ、さっぱり姿を見ない。
どこか涼しい場所を見つけて、そこで伸びてるんだろうなあ。

人間温度、人間サイズでは無理だとしても。
ネコ温度、ネコサイズなら快適な場所があるんだろうなあ。

そういえば、冬ネコでも同じような文章書いた気がする。
夏ネコでも、同じようなネタがあった。

人間、考えつくことには限りがあるということかな。
それとも、暑いせいかな。

【おすすめ】
 Book 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」 J・K・ローリング
 Music 「イケナイ太陽」 ORANGE RANGE

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2007/06/14

やせ…形?

ちょっと前のニュース
松江市内のマンションで見つかったオオサンショウウオ。


体長66センチ、体重1.7キロのやせ形。
10~13歳程度、雌雄不明。

だったらしい。

国の特別天然記念物が町中に落ちてていいのか。
そういう話もあるけど、それにしても。

「やせ形」のオオサンショウウオ。
そんなものがいる、ということは。

「小太り」なオオサンショウウオとか。
「中肉中背」なオオサンショウウオとか。
「メタボ」なオオサンショウウオとか。

やっぱり、いたりするんだろうか。
ていうか、そもそも標準体重があるんだろうか。
オオサンショウウオ。

疑問だ。

【おすすめ】
 Book 「山椒魚戦争」 カレル・チャペック
 Music 「さらさら」 しゃかり

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2007/05/09

"心"の在処

5月も半ばに近づいて、そろそろアナジャコが旬の時期。

穴じゃこ丼、食べに行きたいな~。
そんなこと思いつつアナジャコについて調べ中、ふと目にとまった名前。

「マゴコロガイ」

アナジャコの腹側にくっついて、餌を横取りしている二枚貝らしい。
いったい、どのあたりに真心を秘めているのか。
そこのところ、よくよく聞いてみたい気がする。

いらんこと考えつつ資料を読むうちに、また目にとまった名前。

「シタゴコロガニ」

こいつも、アナジャコの体にくっついて暮らしているらしい。
カニに、どんな下心あるのか知らないけれど。
いろいろな生き物にくっつかれて、アナジャコも難儀なことだ。

しかし、まあ、せっかくなんで。
マゴコロガイとシタゴコロガニがくっついたアナジャコ。
ちょっと気になるあの人に、心を込めて送ってみようか。

きっと喜んでくれる…わけないな。

【おすすめ】
 Book 「おさかな雑学大事典」 日本おさかな雑学研究会
 Music 「五殻豊穣」 パーシャクラブ

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2007/04/16

ためしてみよう

もし、あなたが犬を飼っていたら。
その犬が、「お手」と「お座り」ができるのなら。
一度、試してみてください。

「お手+お座り」=「お手わり」

そう命令したら、どんなリアクションが返ってくるでしょう。

実家の犬で試した結果。

半分ほど前足を上げる。
しばらく考えて、半分くらい腰を下ろす。
で、ものすごく困った顔で、こっちを見る。

「お手」って言ってるから手を挙げないと。
でも、なんか「わり」とも聞こえたから、お座りもしなきゃ。
だけど、お座りとは言われてない気もするし、どうなんだろう?

そんなふうに考えてたのか、どうなのか。
でも、犬のそんなところ。
かわいくて、好き。

【おすすめ】
 Book 「Say Hello! あのこによろしく。」 イワサキユキオ
 Music 「パイぬパティぬ島」  下地勇

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2006/12/14

君の目に映るもの

天気のいい昼下がり。
細い路地を歩いていたら、ネコに呼び止められた。

呼び止められる、というのも変な話だけど。
「にゃあ」と鳴いた声、ベクトルがこちら向き。

声の方を見ると、植木鉢に繋がれたネコが1匹。
前足をきちんと揃えて、玄関の前に座っている。

じっとこちらを見つめる、金色の瞳。
真昼の日差しで細くなった瞳孔。

ピンと立てた耳、前足をくるりと巻いた尻尾。
♂♀不明だけど、結構な美人ネコ。

遊んでほしくて呼び止めたんだろうか。
「にゃあ」と声をかけると「にゃあ」と返事をする。

近づいて耳の後ろをなでると、目を細めてごろごろと鳴く。
なでるのをやめると、またこちらを見つめる。

やっぱり、遊びのお誘いだったらしい。
でも、せっかくなんだけど、今日は時間がない。

名残惜しくて振り返ってみた、路地の曲がり角。
前足を揃えて、こちらを見ているネコの姿。

ネコから見た世界は、どんなものだろう。
考えてみても、ネコじゃないから判らなかった。

それにしても、ネコ。
写真を撮ろうとすると、いつも背中を向けてしまう。
どうしてだろう。

【おすすめ】
 Book 「動物の言い分 人間の言い分」 日高敏隆
 Music 「ごとく」 笹川美和

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2006/11/14

A cat says "meow-meow".

ネコは「にゃあにゃあ」なんて鳴くことになっているようで。
にゃあ」と声をかけると、返事が返ってきたりする。
返事がないにしても、リアクションはあったりする。

だけど。
イリオモテヤマネコには、さっぱり通じなかった…。
15年ばかり昔の、思い出。

イエネコ Felis silvestris catus
イリオモテヤマネコ Prionailurus bengalensis iriomotensis

属が違うとはいえ、見た目それほど違うようには思えないんだけど。
イエネコ語とヤマネコ語、そんなに違うんだろうか。
どのネコに聞いても、教えてはくれないだろう。

そう思いつつ。
15年経っても、気になっていること。

【おすすめ】
 Book 「ず-っと不思議に思っていた動物たちの謎」 今泉忠明
 Music 「ROCKET DIVE」 hide with Spread Beaver

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2006/10/20

Henrietta has four legs...

教育学部の学生にニワトリの絵を描かせたら、脚が4本あった。
とは、生物学の教授の嘆き節だったけれど。

4本脚のニワトリ、本当にいたらしい…。

元の記事は、こちら(CNN 英語)

日本語の記事は、こちら

養鶏場で飼われている3万6000羽のうちの1羽、とはいえ。
1年半ものあいだ誰も気付かなかったって、すごい話。

記事には詳しく書かれていないけれど。
1年半も飼われている、ということは採卵鶏なんだろうか。
有精卵を産ませたら、もしかして4本脚のヒナが孵るんだろうか。
で、そのヒナがまた卵を産んで、4本脚のニワトリが増殖して…。

なんだか怖い考えになりそうだから、この辺でやめておこう。


フライドチキン的には、お得かなと思ってもみたけれど。
余分な2本は脚として機能してないらしい。
それじゃあ、肉がついてなくて、おいしくないかもしれないな…。

【おすすめ】
 Book 「MOUSE」 牧野修
 Music 「恋するニワトリ」 谷山浩子

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2006/10/05

隙間的生物

ここ1ヶ月ほど気になっていた、ビルの隙間
いつもと違う時間に通ってみると、キャットフードを食べる猫の姿。

Cat1_1
 
 
 
 
 
 
 
 

しっぽなど触ってみたけど、逃げる風もない。
でも、食べ終わって水を飲んだら、振り返りもせず去っていった。

Cat2
 
 
 
 
 
 
 
 

この隙間、いったいどこに通じているんだろう。

それにしても、猫という生き物。
つくづく隙間が好きなもの。

これは、別ビルの別猫。
名前は、知らない。

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【おすすめ】
 Book 「吾輩は猫である」 夏目漱石
 Music 「ロビンソン」 スピッツ

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2006/09/29

犬も歩けば

犬は嗅覚の動物。
目はあまり良くない。
とは言うけれど、犬たちと目が合うこと、結構ある。

信号待ちで並んだ時、歩道ですれ違った時。
横断歩道の向こう側と、こちら側…。
時と場所はいろいろ。

あ、犬だ。
そう思いつつ見ると、犬の方もこちらを見ている。
そのまま、目が合い続けることもあったりする。

そんなふうに見つめ合って歩く場合。
移動方向が同じならいいけれど。
反対向きに歩いていると、ちょっと困る。

今日出会った、柴系雑種犬。
目があった後、すれ違いながら振り返って。
こっちを見たまま、歩き続けて。
少し先で電柱にぶつかった。

犬、吃驚。
飼い主さんも、吃驚。

犬は嗅覚の動物。
鼻で世界を見ている。
とは言っても、後ろまでは見えないらしい。

まあ、怪我はなかったようで。
なにより。

【おすすめ】
 Book 「犬たちの隠された生活」 エリザベス・マーシャル トーマス
 Music 「ジャズィー・ミャーク」 下地勇

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2006/09/05

Who are you? Where are you?

昼休みの散歩コース。
最近、気になることがひとつ。

ビルとビルの隙間。
人間には到底入り込めない、狭い空間。
その入り口に、キャットフードと水が置いてある。

水はいつも新鮮なもの。
キャットフードも、日々取り替えられている。
時に、皿からこぼれたり、散らかったりもしている。

毎日、水と餌を置く人がいて。
それを食べに来る猫がいる。
間違いなく、そういうことなんだと思う。

だけど。
その界隈で猫を見たことがない。
餌と水を置く人を、見かけたこともない。

どんな人が、キャットフードと水を置いているのか。
どんな猫が食べに来ているのか。
考えつつ、前を通る毎日。

わかったからといって、どうなるわけでもないけれど。
でも、気になること。

【おすすめ】
 Book 「萩原朔太郎詩集」 三好達治 選
 Music 「GOING STEADY」 GOING STEADY

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2006/08/11

夕暮れ黒猫

川沿いの遊歩道、夕涼みのお散歩中。
道の真ん中を横切って、黒猫が伸びていた。

昼間は暑いから、夕方出てくる気持ちはよくわかる。
舗装してない路面が、ひんやりして気持ちいいことも。
川から吹いてくる風が通って、涼しい場所だってことも。
よくわかる。すごくよくわかる。

だけど、だからといって、その伸び方はどうなんだろう。
同じ遊歩道でもすみっこの方に行くとか。
伸びるにしても道に平行になるとか。
もう少し、考えてもいいんじゃないだろうか。

そろそろ日暮れ時、夕闇に紛れやすい黒猫の姿。
道行く人が気づかずに踏んでしまうかもしれない。
踏んだ人もずいぶん驚くだろうけど。
痛いのは、きっと猫のほうだろう。

立ち止まって、耳の後ろとあごの下をなでてやる。
半目を開けた以外、全く動こうとしない黒猫。
前足の肉球を押しても、知らん顔。
よほど居心地がいいらしい。

それもそうだなと、考えた。
猫にしたら、快適な場所を見つけて寝ているだけのこと。
そこが遊歩道だというのは、人間の都合にすぎない。
踏まれそうになったとしても、猫なりに何とかするだろう。

しばらく歩いて振り返ったら、夕闇の道に黒々と猫の姿。
いつまで伸びているつもりなんだか。
それも、猫なりに決めるんだろうな。

【おすすめ】
 Book 「動物に愛はあるか」 モーリス・バートン
 Music 「Time to Say Goodbye」 Sarah Brightman

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2006/07/24

水遊び大好き?

夕暮れ時は、犬のお散歩タイム。
自転車で走っていると、いろんな犬と飼い主に出会う。
今日の夕方は、ラブラドール2匹&おじさん。

黒ラブとチョコラブが1匹ずつ。
落ち着いた雰囲気で、飼い主に寄り添う黒ラブ。
やんちゃそうな、少し小さいチョコラブ。

田んぼと用水路に挟まれた細い道。
人通りも車通りも少ないので、ほぼ犬専用状態。
引き綱なしで、楽しそうに散歩する2匹と1人。
だけど、チョコラブの様子が何かおかしい。

右手の用水路と左手の田んぼ。
交互に見ては、訴えるような目で飼い主を見上げる。
シッポをちょっと揺すってみたりもする。
どうやら、飛び込んで泳ぎたいらしい。

飼い主のおじさんも、わかっている様子。
声をかけては、飛び込まないようチョコラブを牽制する。

そんなところへ、アオサギが1羽飛んできた。
何を思ったか、チョコラブにほど近い田んぼに舞い降りる。


さすが、と言うべきだろうか…。
アオサギが降りるのと同時に、チョコラブがダッシュした。
2歩で道路を横切って、何の躊躇もなく田んぼへダイブ。

羽ばたいて逃げるアオサギ。
獲物を逃しながらも、水に浸かって喜ぶチョコラブ。
うらやましそうにチョコラブを見る黒ラブ。
意表をつかれた飼い主…。

自転車を止めてまで見物するのは、どうかと思って。
そのまま通り過ぎてしまったんだけど。
そのあと、どうなったんだろう。
ちょっとばかり、気になった出来事。

【おすすめ】
 Book 「チャペックの犬と猫のお話」 カレル・チャペック
 Music 「GIRLS JUST WANT TO HAVE FUN」 Cyndi Lauper

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2006/06/17

カエルのうた

梅雨真っ盛りの6月半ば。
田植えも順調に進んで、夜道にカエルの鳴き声。

学生時代に済んでいた下宿は、田んぼの真隣。
この時期、カエルの鳴き声には不自由しない毎日だった。

それに加えて、古い木造家屋の下宿。
人間には判らないけれど、あちこち隙間があったらしい。
侵入してきたアマガエルと、思わぬところで遭遇した。

予習をしようと電気を付けたら、勉強机の上に。
洗い物しようとしたら、流しの三角コーナーに。
窓を開けたら、網戸の内側に。

見かける都度、田んぼに向かって放してやるのだけれど。
いつの間にか、また侵入してくるアマガエル。

ある日、お風呂のフタを開けたら、浴槽の中で泳いでいた。
見事な平泳ぎだったけど、たらいで掬って田んぼへ直行。

「ゆでガエルになるな。」
とは、最近ビジネス講座で聞いた話だけど。
あのとき、お風呂のフタを開けずに沸かしていたら。
ゆでアマガエルができあがっていただろうなと、思ってみた。

【おすすめ】
 Book 「カメレオンは大海を渡る」 橋元淳一郎
 Music 「いつの日か」 MONGOL 800

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2006/05/24

無題

ずいぶんと昔の話。
季節はちょうど今ごろだったか。

ピアノのお稽古に出かけた、暑い土曜日の昼下がり。
先生の家に向かう路地の真ん中に、黒い手袋が落ちていた。
大人が使うような大きさの、毛皮仕立ての手袋が片方だけ。

こんな時期に手袋なんて、変な話だ。
そう思いつつ近くに寄ってみると、手袋が立ち上がって歩き出した。

手袋と思ったのは、横になっていた真っ黒な子犬。
どうして路地の真ん中にいたのかは判らない。
でも、人が来たのが嬉しいらしく、ずっと後を付いてくる。

犬は好きだし、黒い子犬は可愛らしいけど。
家に連れて帰ったら、お稽古の時間に間に合わない。
犬嫌いなピアノの先生の家に連れて行くわけにはいかない。

子どもなりに悩んだ挙げ句、どうしたのだったか。
いくら考えても、思い出せない。

後を付いてくる黒い子犬の、嬉しそうな顔。
それは、今でも覚えているんだけど。

【おすすめ】
 Book 「ハラスのいた日々」 中野孝次
 Music 「HOW CAN HEAVEN LOVE ME」 Sarah Brightman

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2006/05/11

子牛の気持ち

子犬や子猫は、いつ見ても楽しそう。
4本の脚にバネが入っているくらいの勢いで、走り回っている。

牛舎につながれている子牛も、外に出ると楽しそう。
綱でひかれてるとはいえ、スキップしそうな勢いで歩きだす。

近い将来、食用になることが決まってる子牛達。
どんな気持ちで、今を生きてるんだろう。
牛に聞いても、答えてくれないだろうな。

【おすすめ】
 Book 「ダ・ヴィンチ・コード」 ダン・ブラウン
 Music 「Dona Dona」 Joan Baez

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2006/04/26

ねこぐるま

車での信号待ち。
ミラー越しに、見るともなしに後ろの車を見ていた。

車は白い軽トラック。
運転席にはおじいさん。
ダッシュボードに子猫が1匹。

おじいさん、楽しそうに子猫と遊んでいる。
子猫は子猫で、うれしそうにじゃれついている。
何とも、ほのぼのした光景。

信号が青になる間際、もう一度ミラーをのぞいてみた。
運転席でハンドルを握るおじいさん。
ちんまりと、ダッシュボードに座る子猫。

次の交差点で別れてしまったけど。
1人と1匹、どこまで行ったんだろう。

【おすすめ】
 Book 「猫だましい」 河合隼雄
 Music 「Lemonの勇気」 PSY・S

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2006/03/27

猫の子一匹

昼休みのお散歩中。
ビルの間から猫の鳴き声が聞こえた。
何かを呼ぶように一声、また一声。

せっかくなので、返事をしてやろう。
「にゃあ」

返事が聞こえたのか、側溝の隙間から顔を出す猫1匹。
辺りを見回して一声。
鳴き声の主を捜している様子。

もう一度、返事をしてみる。
「にゃあ、にゃあ」

こちらの様子を見ながら、道路に出てくる猫。
三毛と茶虎が混じったような、ちょっと変わった毛色。

そういえば、半年ほど前に同じ柄の子猫を見かけた。
側溝の隙間に隠れている様子も、そっくり同じ。
きっと、同じ猫だろう。
野良なのか、どこかで飼われてたのか。

何かを確認するように、猫がまた一声。
こちらも「にゃあ」と返事をする。

しばらく見つめあった後、向きを変える猫。
水たまりで水を飲んで、どこかへ行ってしまった。

やっぱり、野良だったらしい。
寒い冬の間、どうしていたのか知らないけど。
まあ、元気そうで何より。

【おすすめ】
 Book 「マチルダ―ボクシング・カンガルーの冒険」 ポール・ギャリコ
 Music 「*~アスタリスク~」 ORANGE RANGE

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2006/03/06

反省だけ…じゃなく。

最近の猿は、反省だけじゃなくて禁煙もするらしい。

北京発のニュース。
「チェーン・スモーカーのチンパンジー(♀)が禁煙に成功」

最初のつがいの相手(♂)を亡くしたのをきっかけに、喫煙開始。
2番目のつがいの相手を亡くしてからは、チェーン・スモーカーに。
喫煙を続けること16年を経て、このたび禁煙に成功したのだとか。

飼育係の人が手助けしたとはいえ、立派なことだ。
「猿でもできる禁煙」
ありがちなキャッチフレーズが一瞬頭をよぎった。

だけど。
考えてみれば、チンパンジーがタバコを吸い始めるって、変な話。

人間と違って、お金なんて持ってないはずだし。
檻の中にいるから、自販機に買いに行くこともできないだろう。
火を付けるにも、マッチやライターが、檻の中に落ちてるとは思えない。
それで、どうやったらチェーン・スモーカーになれるんだろう?
考えれば、不思議なことががたくさんある。

とはいえ。
全世界に流れるくらいだから、何らかの事実はあったんだろう。
よくよく事情を調べたら人間の喫煙者にも役立つ?かも。
失敗して反省することになったとしても、そこは猿知恵。ということで。

【おすすめ】
 Book 「マグロは時速160kmで泳ぐ」 中村幸昭
 Music 「SO YOUNG」 THE YELLOW MONKEY

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2006/03/02

Nobody is perfect.

雪の積もった林を歩いていたら、ウサギがやってきた。
茶色の毛皮、黒い瞳の小さなノウサギ。
餌でも探しているのか、小枝や草のにおいを嗅ぎながら。
急ぐでもなく、トコトコと。

びっくりさせないよう、できるだけ静かに立ち止まる。
それでも、気づかれてしまったらしい。

反対方向に逃げ出したウサギ。
斜面に飛び上がろうとして、後足を滑らせた。
と思ったら、前足で踏みとどまった。
と思う間に、雪煙を残して見えなくなってしまった…。

転んだ所に行ってみると、肉球と爪の形まで判る足跡。
滑った跡も、踏みとどまった前足の跡もくっきりと。

ウサギの上り坂。とはいえ、滑って転ぶこともあるわけだ。
猿が木から落ちたり、河童が流れたりするようなものか。

にしても。
滑った瞬間、慌てただろうなあ、あのウサギ。

【おすすめ】
 Book 「今すぐ行きたい あさひやま動物園」 旭山動物園くらぶ
 Music 「音速パンチ」 Cocco

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2006/02/22

空から降る1万4千匹の猫

大発生したネズミを駆除するために、空からネコを散布する。
冗談みたいだけど、50年ほど前にあった実話らしい。
もっとも、日本ではなく東南アジアのどこかでのこと。

なぜネズミが増えたかを説明すると、長くなるので端折るとして。
だいたいのところ、DDT散布と、食物連鎖と、生物濃縮が原因。

で、散布されたネコ。
空から落とされても大丈夫なように、パラシュートを付けて。
大量のネズミを駆除できるように、その数1万4千匹。

屋根の上から平気で飛び降りることができるネコだけど。
空から落ちて行きながら、何を考えてたんだろう?
パラシュートにネコパンチとかしなかったんだろうか?

昔のことだし、写真なんか残ってないんだろうけど。
現代なら、動物虐待って言われてしまうんだろうけど。
1万4千匹の猫が降ってくる景色、ちょっと見てみたい気もする。

2月22日。
今日は、猫の日。

【おすすめ】
 Book 「一人で歩いていった猫」 大原まり子
 Music 「カナリア」 THE YELLOW MONKEY

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2006/01/19

五分の魂

3階の東端にあった高校の自習室。
窓の外に、大きなジョロウグモが巣を張っていた。

ある日、自習しながら見ていたら、巣に餌がかかった。
種類がよくわからないけど、地味で小さい蝶の仲間。
気付いて近づくジョロウグモ。
ばたばたしている蝶が逃げないよう、糸で巻いていく。
前足4本を器用に使って、ぐるぐると。

と、次の瞬間。
蝶が落ちていった。
クモの手(ではなく足か)が滑ったのか、どうだったのか。

ジョロウグモ、しばし「あ然」としているようにも見えた。
目の前のごちそうが、一瞬でなくなってしまったこと。
クモはどんな風に感じてたんだろう。

落ちた蝶を探しに行ってみたけど、見つからなかった。
絶体絶命の危機から、偶然ながら逃げのびたこと。
蝶はどんな風に感じてたんだろう。

どうやっても、知りようがないことなんだけど。
思い出すと、つい考えてしまうことの1つ。

【おすすめ】
 Book 「サイエンス言語学」 清水義範
 Music 「イラヨイ月夜浜」 夏川りみ

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2006/01/15

ヤモリの鳴く夜に

ヤモリは、おとなしい生き物だと思っていた。
夜な夜な網戸や窓に現れて、虫を捕るだけだと。
そうじゃないヤモリがいると知ったのは、西表島に泊まった最初の夜。

コウモリの捕獲調査のために集められたメンバーの宿泊施設。
(といっても、無人の民家を改造した土間だけの平屋)
出身も学校もそれぞれ違う学生と、コウモリを研究している大学の先生。
みんなで泡盛を飲んでいたら、けたたましい音が聞こえてきた。

「キョキョキョキョ キョキョキョキョ」
まるで、笑い声のような音。
音源は天井と壁の境目あたり。

よく見ると、ヤモリが壁の上の方に張り付いている。
音源からして、こいつが音の主らしい。
みんなに注目されたせいか、いったん鳴き止んだヤモリ。
しばらくしたら、また鳴き始めた。

これが結構やかましい。
鳴き始めたときもそうだったけど、会話の邪魔になるくらいの音量。
「うるさいぞ~」
誰ともなく、ヤモリに言ってみる。
一瞬鳴き止んで、また鳴き始めるヤモリ。

「うるさいぞ~」
「…」
「キョキョキョキョ キョキョキョキョ」

「うるさいぞ~」
「…」
「キョキョキョキョ キョキョキョキョ」

そんなやりとりを繰り返して、鳴かなくなったのは22時頃だったか。
みんなが眠る前に鳴き止んでくれて、ほんとうに良かった。

帰宅してから図鑑で調べてみた。
どうも「ホオグロヤモリ」という種類だったらしい。
本州に多い「ニホンヤモリ」と違って、良く鳴くのだとか。

何のために鳴いてるのか、よくわからなかったけど。
帰る日まで、毎夜聞き親しんだ鳴き声。
今でも時々懐かしくなる。

ニホンヤモリも、もしかしたら鳴くかもしれない。
そう思って、つついてみるけど、いまだ鳴き声は聞けずじまい。

【おすすめ】
 Book 「トニー流 幸せを栽培する方法」 トニー・ラズロ
 Music 「天国うまれ」  甲本ヒロト

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2005/12/09

冬猫何処

12月も半ば。
木枯らしが吹く街角で、猫の姿を見かけなくなった。

居心地のいい場所を見つけるのに長けた彼らのこと。
きっと、暖かくて快適なところで、ぬくぬくしてるんだろう。

でも、私には、さっぱり見つけられないんだけど。
今度、ちょっとだけでいいから、教えてくれないかな。

【おすすめ】
 Book 「ノーストリリア」 コードウェイナー・スミス
 Music 「secret base ~君がくれたもの~」 ZONE

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2005/12/01

鹿鹿角何本

世界遺産の島、屋久島には、鹿もたくさんいる。
島の固有亜種 ヤクシカ(Cervus nippon yakushimae)
本州に分布するニホンジカより、かなり小柄。
角も短めで、枝分かれも少ないのが特徴。


ところは、ヤクザルと同じ西部林道。
道の端々に、ヤクシカがたむろしている。
ヤクザルより少々警戒心が強く、車が近づくと一応逃げる。
といっても、一目散というほどではなく。
ちょっと離れたところで振り返って、様子を見ていたり。
攻撃されないと判断したら、平気で葉っぱを囓ってたり。

つぶらな瞳がかわいらしいけど、こちらも島の人にとっては厄介者。
畑の作物を食べてしまったり、道路に飛び出して車にはねられたり。
豊かな自然を背景に、個体数も増加気味とか。

という訳で、動物資源の有効利用。
鹿料理の看板をあちこちで見かけた。
聞いた話では、さっぱりしてて、おいしいらしい。
食べる機会がなかったので、次回行く時の課題ということに。

【おすすめ】
 Book 「幻の動物たち」 ジャン・ジャック・バルロワ
 Music 「Dorvon Uulin San」 Khukh Mongol

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2005/11/29

さるさらば?

世界遺産の島、屋久島は、猿の島でもある。
島の固有亜種、ヤクザル(Macaca fuscata yakui)。
本州のニホンザルより小さくて、体毛が長いのが特徴。
降水量の多い気候に適応して、毛が長くなったのだとか。


ダイビングポイントに向かう道中、西部林道。
道に落ちている猿の、多いこと多いこと…。

車が近づいても全然逃げない。
おまえが除けていけって顔をして、ノミ取りなんかしている。
そうかと思うと、車の直前で道を横切る。
ガードレールの上から、車に向かって何やら叫ぶ。
子猿を抱っこした母猿に、ひときわ体の大きいボス猿…。

人懐こいわけではない。
といって、人を恐れるでもない。
それだけ自然の懐が豊かなんだろうか。

とはいえ、あちこちに立てられた「餌やり禁止」の看板と、畑を囲む電気柵。
観光客にとっては珍しい見物でも、暮らしの中での共存は大変そうだ。
猿の方は、どう思ってるのか判らないけど。

【おすすめ】
 Book 「これが私の優しさです」 谷川俊太郎
 Music 「白い雲のように」 藤井フミヤ

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2005/11/06

Dogs at work

道を歩いていたら、ラブラドール・レトリバーと人がやってきた。
飼い主らしき人を見上げながら、うれしそうに歩く犬。
良く運動してるのか、人、犬ともに引き締まっていい体つき。

続いて、黒いラブラドールを連れた人とすれ違った。
楽しげに歩く犬。
こちらも双方いい体格。
このあたりは、大型犬連れて運動する人が多いんだろうか。

さらに続いて、シェパードと人がやってきた。
シェパードはさすがに精悍な雰囲気。
人のほうも同じく。
ただ、不思議なことに、さきほどの2人と服が同じだ。
と、人の方が口を開いた。
「警察のものですが、ちょっとよろしいですか…」

3人は、警戒中の警察官。
犬たちは、警察犬ということらしい。

楽しそうにお散歩しているように見えて、仕事中とは。
犬の世界も大変だ。

【おすすめ】
 Book 「ダーシェンカ」 カレル・チャペック
 Music 「狼になりたい」 中島みゆき

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2005/09/14

鳥なき里の。

夕暮れの空、見上げるとコウモリが飛んでいる。
鳥とは違う翼の動き。
ぱたぱた、ぱたぱたぱた…。

私の耳には聞こえないけれど、飛びながら鳴いているはず。
障害物を避けたり、餌になる虫を探したり。ただし超音波で。
人間にとっては、静かな夜空。
超音波が聞こえたら、ずいぶんと騒々しいことだろう。

じつは、コウモリの超音波、聞くことができる。
「バット・ディテクター(Bat detecter)」と言う道具。
これを使うと、超音波が可聴域に変調される。
で、コウモリの鳴いている様子をリアルタイムで聞くことができる。
秋の夜長など、試しに上空に向けてみると面白いかも。

とはいえ。
暗闇で変な器械を持って、空を見上げながら、変な音を聞いている人。
周囲の人がどう思うかは、別の問題。

【おすすめ】
 Book 「日本の哺乳類」 阿部 永
 Music 「ひよこぶたのテーマPART2。」 Cocco

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2005/08